知っておきたい百毒下しの成分とデメリット
目次
百毒下しとは
百毒下しは翠松堂製薬から発売されている便秘薬です。
少し強烈な名前に興味を持つ人も多いのではないでしょうか。
その和風な名前のとおり百毒下しは和漢の便秘薬です。
6つの生薬をオリジナルのバランスで配合し、便秘薬にありがちな、何度も飲むと体が薬に慣れてしまって効かなくなる、といったようなことを防いでくれます。
最近では自然派志向の人も増え、なるべく自然の物を選ぶ方が多くなっている中で、
このお薬は自然由来でありながらもしっかりとした効き目を感じられるお薬になっています。
しかし生薬や漢方の匂いや味が苦手という方も多いのも事実。
実際に敬遠している方もいるのではないでしょうか。
この百毒下しでは、飲みやすさを考慮して、小粒に製造されているため、匂いや味を感じにくくなっているのもひとつのポイントです。
初めての方は一番少ない量から開始し、まずは2日間試してみましょう。
その後自分の状態に合わせて調整することが可能です。
個人差はありますが、効果が発揮されるまでに7～10時間とされています。
百毒下しの効果と成分
主な成分はダイオウ末、アロエ末、ケンゴシ末、カンゾウ末、エイジツエキス、サンキライエキスという6つの生薬です。
ダイオウ末に含まれるセンノシドとアロエ末に含まれるバルバロインが腸まで届き、
大腸を刺激することによって蠕動運動を活発にしてくれます。
ケンゴシ末も古来より使われる下剤成分を含んだ生薬で、朝顔の種のことを指します。
ケンゴシ末は他の物より効き目が早く出やすいとされています。
しっかりとした効き目を実感できるのもこれらの生薬のお陰かもしれません。
エイジツエキスは野バラの果実、サンキライエキスもドブクリョウというバラ科の一種です。
バラの化粧水ってよく見かけますよね。
この2つも肌荒れに効き、肌を保護する成分を持つので便秘から来る肌荒れを改善してくれます。
最後のカンゾウ末は他の生薬が効き過ぎてしまうのを和らげてくれる働きがあります。
漢方薬の約70％にカンゾウが使われているほど信頼されている生薬であることがうかがえます。
百毒下しの副作用
いくら自然由来のお薬とはいっても、副作用がゼロというわけではありません。
便秘薬にはよくある副作用である「腹痛、下痢」のほかにも、
このお薬で注意しなければならない副作用として「皮膚への発疹、発赤、痒み」があります。
便秘薬と皮膚の症状には一見関係がないように思われ、見過ごされがちですが、注意してみてくださいね。
万が一このような副作用がでてしまった場合には使用を中断し医療機関にかかりましょう。
また、6つの生薬を配合するなど耐性が起きにくいように工夫して作られているとはいえ、毎日飲むなどして常用すると、耐性が現れ、効きにくくなることがあります。
なるべく薬に頼らない食生活、生活習慣を心がけ、連続して飲まないようにしましょう。
授乳中の方は服用を避け、他の病気で治療中の方、妊婦の方や薬にアレルギーがある方は服用前に医師に相談してください。
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